未来犯罪予知

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つい先日の6月25日付けのthe Japan timesの一面の見出しを見た時に、思わず、トムク

ルーズ主演のマイノリティリポートの時代が来てしまったのかと思ってしまいまし

た。

映画のマイノリティリポートは2054年を舞台に、プリコグと呼ばれる3人の予知能力者

が、将来殺人を犯すことが確実に予測される殺人犯を特定し、特別警察が、逮捕監禁

すると云うストーリーでトムクルーズ扮する主任特別警察官のジョン・アンダートン

が、将来殺人を犯すと予知され、追われる中、プリコグの一人アガサがジョン・アン

ダートンを最後に助けてめでたしめでたしでエンディングとなるものでした。

 

昨年あたりからAIが、デープラーニングやビッグデータによって、際立った成果が出て

きているようで、すごい勢いで注目され、アメリカの証券会社のゴールドマンサック

スの社員600人が解雇され、僅か数人のAIプログラマーに置き換えしまったとか、シン

ギュラリティ(技術的特異点)がもたらされると声高に言われて注目されていまし

た。

 

まさかAIが、デープラーニングでここまで来たかと思い、the Japan timesを読み進めて

見ると、映画とはかなり相違していました。

もう既に、アメリカやヨーロッパでは、実際に導入され、アメリカでは、犯罪率が

20%も減っているようです。

ただ、映画のようにプリコグの予知ではなくAIを使用し、特定のアルゴリズムの下に特

定地域の犯罪予測をするようです。

しかし、中国では、実際に新疆ウィグル自治区の西部では、実験的にビッグデータ、

顔認識等に基づいて、犯罪を犯しそうな人を特定して、犯罪を抑止しようとしている

ようです。

また、ウォールストリートジャーナルでも特集ページがあります。

これが将来の管理社会となるかもしれませんね。

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