未だに金は人工的に作れないと思っているい人が、少なからずいるようですが、錬金
術師達が夢見た卑金属を貴金属する研究、特に金の生成の実現が、約30年程前に可能
になり成功を収めていたようです。
Scientific American誌によると、
20世紀の原子時代の幕開けで、最終的に元素の変成が可能になり、今日、核物理学者
は、ある元素を別の元素に変える事を可能にしたようです。
30年以上前、カリフォルニア州ローレンスバークレー国立研究所(LBNL)の核科学者
は、周期律表の鉛に隣接する金属元素であるビスマスから非常に少量の金を生産する
ことに成功し、研究を実施した科学者の一人であるミシガン州立大学のDavid J.
Morrissey氏は、「鉛、ビスマス、水銀を金に変えるのは比較的簡単です」と言ってい
ます。 さらに「大きな問題は、生産の速度は非常に、非常に小さく、エネル
ギー、お金等が常に金の原子の出力を超えて膨大に費やされる」と付け加えていま
す。
即ち、この実験で金を生産するには、1オンス(約450g)あたり1千兆ドル以上の費用がか
かるだろうとのことです。
これでは、設備投資以前の問題ですよね。 例え莫大な生産設備を整えたとしても、
投入した資金を取り戻すのは、不可能なんですね。今後、何らかの技術革新により、
投入した資金以上の見返りがあるかもしれませんね。 その時が、楽しみですね。